夭相(ようそう、早死の相)

人相術において、まず学んでおかねばならないのは剣難の相や死相、夭相についてです。人相術の古典『神異賦』には、「大なれば人の生命を活かし、小なれば人の危難を救う」、「相中の訣法(秘伝)では、寿夭の観相が最も難しい」、「死生の期を訣すれば、先ず形神を観よ」などの言葉がみられます


・神短くして光なし(雰囲気にどことなく影があり、濁っている。人形のようで、雰囲気が寒い。眼の力が弱く、光が無い)。
 
・面皮が虚薄である(顔の皮膚に勢いが無く、薄い)。
 
・肉色軽く浮かぶ(満面に浮光がある。プカプカしている)。
 
・鼻梁が低い(夭折でなければ、貧しい)。
 
・面皮が甚だしく急である(顔の皮膚が突っ張っている。この場合は人中が長くても夭折する)。
 
・両目に神が無い(両眼に勢いが無い。この場合は鼻梁が高くても夭折する)。
 
・骨粗く、皮が急である(顔が骨ばっていて、皮膚が突っ張っている)。
 
・蛇行する(蛇が行くように、ウネウネと歩く)。
 
・顔面が枯骨のように白い(ツヤが無く、嫌な白さ)。
 
・後ろ姿がさみしい(正面の姿が明るく、後面が暗い)。
 
・顔面が湿灰のように黒い。
 
・少し太っていて、気が短い。
 
・眼が大きく、出眼である(眼の光が流れている)。
 
・骨が少なく肉が多い。
 
・馬面蛇晴である(馬のように間延びした顔、眼と眼が離れていて、蛇のような眼(四白眼))。
 
・面肉横生である(めんにくおうせい。横に間延びした顔。主に剣難の相で突発的に死ぬ。近藤勇が典型)。
 
・擺手揺頭(はいしゅようとう。手を振り、頭を動かすクセがある。落ち着きが無い)。
 
・声が短く、低く、枯れる(途切れ途切れ声を出す)。
 
・面が、まるで火が燃えるように、赤い。
 
・体が大きく、顔が小さい。
 
・鼻が曲がり、唇が薄い。
 
・体が大きく、声が小さい。
 
・耳が紙のように薄い(枯れた感じ)。
 
・鼻が大きく、眉粗(あら)く、下停(鼻から下)が長く尖っている。
 
・喉骨が高く、脚が長い。
 
・左右の眉頭が迫(せま)っている。
 
・面が桃の花のようで、皮膚が薄い者は19歳か25歳で死ぬ。
 
・眼が小さく、鼻が大きく、骨が粗く、下停が細長い者は26歳か27歳で死ぬ。
 
・面の顔がピンと張った者は35歳を越えない。
 
・上唇が巻上がっている。
 
・眉が短く、顔が詰まる者。
 
・眼光が強すぎる者。


 他にも色々な観方がありますが、夭相は特に影が薄く、火が消え入るような感じが大きな特徴です。『南北相法』では夭相について、以下のように記しています。

「夭相の者は、相対すると、何となくその姿形に花の萎(しお)れるような感じが心に浮かぶ。また、たとえ相に勢いがあったとしても、燈(とう)の油が無くなってきて、火が消え入るような感じがある。この人は必ず夭相である