疫学:睡眠障害がある状態のことで、入眠障害、熟眠障害(中途覚醒)、早期覚醒に分類される。

原因:騒音などの外的要因、身体疾患、脳器質性障害、躁うつ病や神経症などの精神疾患、アルコール中毒、薬物中毒、ワクチン薬害説、食品添加物や化学物質の過剰摂取説、電磁波障害説、低・高周波音障害説など。

一般的な治療法:原疾患がある場合はそれに応じた治療。

当院の治療法:外的要因が著しい場合や、脳に器質的障害がある場合、精神疾患がある場合、薬物中毒がある場合、睡眠薬や精神安定剤などを長期間服用している場合などは、基本的には鍼灸治療だけでは治すことは出来ません。鍼灸治療が有効な不眠症は、精神的または肉体的ストレスなどによって、頸部や背部に強いコリが見られ、自律神経が不安定になっているようなケースです。この場合、頭部、頸部、背部への刺鍼によって、不眠症を改善させることが可能です。また、より良い睡眠をとるためには、腸内環境を整えることが重要です。赤身の魚や肉類、納豆などを食べて必須アミノ酸であるトリプトファンを摂取し、セロトニンが生合成されます。セロトニンの90%は腸粘膜のクロム親和性細胞、8%は血小板、2%は視床下部や松果体などの中枢神経系に存在します。セロトニンは平滑筋を収縮させる作用があるため、腸管運動に重要な役割を果たしていますが、同時に伝達物質として錐体外路系に作用し、体温調節や睡眠、摂食抑制、攻撃行動、幻覚などに関与しているとされます。睡眠に関しては、トリプトファン→セロトニン→N-アセチルトランスフェラーゼ→N-アセチルセロトニン→ヒドロキシインドール-o-メチルトランスフェラーゼ→メラトニンの機序が体内生物時計の制御に関与していると考えられ、腸内セロトニンに分泌を促すことで、脳内セロトニンが分泌されやすくなり、セロトニンによってメラトニンが生成され、眠気を感じるようになります。したがって、発酵食品を毎日摂取することは睡眠改善に役立ちます。また、鍼灸治療を定期的に行うことで、全身の血流を改善し、自律神経やホルモンのバランスを整え、免疫機能を向上させ、ストレスや外的環境の変化に強い体を維持することが可能です。週4~6日程度、15~30分程度のウォーキングなどの軽い有酸素運動をすることで、全身の血流を改善し、症状を軽減させたり、予防することができます。ウォーキングや腹巻の装着以外にも、腹部を毎日ゆたぽんのようなホットパックで温めるのも良いでしょう。さらに、ヨーグルトや納豆などの発酵食品を食べて腸内環境を整え、免疫機能の向上とホルモンバランスの改善を図りましょう。また、できる限り、食品添加物やサプリメントなどの化学物質、不要な薬物の摂取は減らすか避けましょう。ちなみに、不眠症患者に顎関節症がみられる場合は、交感神経を鎮めるため、顎関節への刺鍼が必須となることが多いです。本来、顎関節症の主な症状は、歯を強く食いしばることによる側頭筋の痛み、顎の痛み、開口時のクリック音、開口障害などですが、副次的な症状として手足の冷え、イライラ、不眠症、自律神経失調などもよくみられます。ある病院での実験によれば、食いしばりや歯ぎしりが常態化した患者は、サーモグラフィ画像で全身の状態を観察すると、手足の体温が低下していることがよくあるそうです。これはつまり、食いしばりや歯ぎしりによって交感神経が優位になり、末梢血管が収縮したことに原因があると推察されますが、これらが常態化すれば、手足の毛細血管が減少したり、慢性的な血液循環不全が起こり、手足の冷えだけでなく、手足の肌荒れ、爪の異常、水泡、感染などが副次的に発生することがあります。また、自律神経が不安定になり、手足が冷えるようになれば、当然ながら睡眠の質が低下しますので、不眠症になり得ます。したがって、歯ぎしりや食いしばりが常態化した患者においては、手足の冷え、手足の肌荒れ、繰り返す足の蜂窩織炎、不眠症などは、薬物治療、局所的な治療、対症療法的な治療で完治することは難しく、顎の治療を最優先しない限り、進展がみられないことがよくあります。

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